- 2025年大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に原作小説はあるのか
- 蔦屋重三郎の関連書籍や映像作品はあるのか
この記事では、主人公・蔦屋重三郎が生きた時代について、大河ドラマを観る前に「予習」ができるような関連書籍や映像作品を紹介します。
2025大河「べらぼう」に原作はあるのか
2025大河「べらぼう」に原作はない
主人公・蔦屋重三郎はじめ、登場人物のほとんどは実在の人物ですが、ストーリーは脚本家・森下佳子氏のオリジナルとなります。
ただし、2024年12月19日に
公式ガイドブック&脚本の森下氏による小説版第1巻が発売予定となっています。
公式ガイドブック(2024年12月19日発売予定)
小説版(2024年12月19日発売予定)
\ 公式ガイドブックについてはこちら /
NHK出版の歴史ハンドブックは2024年11月発売!
蔦重の生きた江戸時代中期は、「登場人物に馴染みがない」「どんな時代だったのかわからない」と感じる人も多いかもしれません。
そんな人も大河ドラマを楽しめるように、蔦重の生涯と時代背景を、歴史学の第一人者が分かりやすく解説する歴史ハンドブックが2024年11月29日に登場!
2025年大河「べらぼう」の脚本は森下佳子氏
<プロフィール>
引用:NHK公式サイト(https://www.nhk.jp/g/pr/blog/89-9yimmx/)より
2000年脚本家デビュー。
代表作に「世界の中心で、愛をさけぶ」「JIN -仁-」「義母と娘のブルース」「天国と地獄~サイコな2人~」
連続テレビ小説「ごちそうさん」大河ドラマ「おんな城主 直虎」ドラマ10「大奥」など。
第32回向田邦子賞(「ごちそうさん」)、第22回橋田賞受賞。
数々のヒット作品の脚本を手掛けている方なんだね!
2025大河「べらぼう」主人公・蔦屋重三郎の関連書籍5選
蔦屋重三郎の関連本を
レミクマのレビューもまじえて紹介するよ!
蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人 歌麿にも写楽にも仕掛人がいた!(著:車浮代)
なぜ才能ある文化人たちは蔦屋重三郎のもとに集まったのか?
絵師や作家たちの面倒をみて、その才能を開花させた蔦屋重三郎の魅力がわかる1冊!
長年蔦重に関心を寄せ、時代小説『蔦重の教え』(下記にて詳しく紹介)の著書もある車氏の詳しい解説は必見です!
著書名 | 蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人 歌麿にも写楽にも仕掛人がいた! |
作者名 | 車浮代 |
出版社 | PHP |
価格 (参考価格) | [文庫]¥990 |
あらすじ (出版社サイトより引用) | 出版王・蔦屋重三郎と、彼と深く関わり江戸中期の文化を創った絵師・作家13人を紹介する。13人とは、喜多川歌麿、葛飾北斎、北尾重政、勝川春章、鍬形蕙斎(北尾政美)、十返舎一九、朋誠堂喜三二、山東京伝(北尾政演)、曲亭馬琴、恋川春町、四方赤良(大田南畝)、石川雅望(宿屋飯盛)、東洲斎写楽。 |
蔦重の教え(著・車浮代)
蔦重は時代の寵児とも言われた稀代のヒットメーカーであると同時に、喜多川歌麿や滝沢馬琴など多くの芸術家たちの才能を見出し育てていた面倒見の良い人物だったと言われています。
そんな蔦重と23歳の青年に若返った現代人・タケとの友情は見どころ満載!
著書名 | 蔦重の教え |
作者名 | 車浮代 |
出版社 | 双葉社 |
価格 (参考価格) | [単行本]¥1,557 [文庫]¥781 |
あらすじ (出版社サイトより引用) | 55歳、仕事で大ポカをして依願退職を強要された人生がけっぷちの広告代理店営業マン、武村竹男(タケ)はお稲荷さんの怒りを買い、1780年代の吉原にタイムスリップしてしまった! しかも自分を揺さぶり起こしたのは吉原のガイドブックで当てている出版界の風雲児、蔦屋重三郎(蔦重)だった! なぜか20代の体に戻ったタケは蔦重のもとで働くことに。そこには後に世界で知られる浮世絵師、喜多川歌麿の若き姿があり、タケは葛飾北斎らとも交流し、蔦重に叱咤されながら、ものづくり、商売、ひいては人生の極意を学んでいく。タケはこのまま江戸の住人となるのか!? ユーモア満点の実用エンタテインメント小説! |
稀代の本屋 蔦屋重三郎(著・増田晶文)
作者の増田氏のあとがきによると、流行を敏感に読み、才能ある芸術家たちのパトロンであった蔦重のビジネスマンとしての姿ではなく、敢えて蔦重の根幹にあったはずの「渇望」を描きたかったとのこと。
生き生きとした文章が登場人物たちを一層魅力的に見せてくれます。
大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」の予習をするなら外せない一冊!
著書名 | 稀代の本屋 蔦屋重三郎 |
作者名 | 増田晶文 |
出版社 | 草思社 |
価格 (参考価格) | [単行本]¥1,980 [文庫]¥1,078 |
あらすじ (出版社サイトより引用) | 歌麿や写楽を生みだした江戸随一の出版人蔦重。つねに「世をひっくり返す」作品を問いつづけた稀代の男の全生涯を、江戸の粋が息づく文体で描く。書き下ろし時代小説。 |
蔦屋(著・谷津矢車)
※「蔦屋/谷津矢車」の紙書籍の新品は在庫なし。中古品のみ在庫があるようです。
版元・地本問屋として飛ぶ鳥を落とす勢いだった蔦屋重三郎は、日本橋のとある廃業本屋を「主人ごと」買い取りました。
その元本屋の主人・小兵衛を通して視る、いつも飄々とした蔦重という男の豪快さと垣間見える不器用さがたまらなく魅力的な作品です。
特に奥さんとのやりとりが微笑ましいので大河に取り入れて欲しい(笑)
歴史小説が難しくて苦手だな〜という人にも読みやすい一冊です。
※「蔦屋/谷津矢車」の紙書籍の新品は現在在庫なし。中古品のみ在庫があるようです。
\ 読みたくなったら/
著書名 | 蔦屋 |
作者名 | 谷津矢車 |
出版社 | 学研プラス |
価格 (参考価格) | [単行本]¥1,430 |
あらすじ (出版社サイトより引用) | 江戸・吉原に生まれ、黄表紙や浮世絵などの版元として次々とヒットを飛ばした蔦谷重三郎。喜多川歌麿、東洲斎写楽、十返舎一九らを売り出し、アイディアと人脈で江戸の出版界に旋風を巻き起こした異色のプロデューサーの生きざまを描く! |
江戸の蔦屋さん[まんがタイムコミックス](著:桐丸ゆい)
蔦屋重三郎について知りたいけれど、字が多い本は苦手なんだよなぁ…という人におすすめの本です!
かわいらしい絵柄ながら、しっかり江戸の文化を楽しく学べる4コマコミックス全2巻!
著書名 | 江戸の蔦屋さん |
作者名 | 桐丸ゆい |
出版社 | 芳文社 |
価格 (参考価格) | [単行本]¥680 |
あらすじ (出版社サイトより引用) | 元祖プロデューサーここにあり!数々の名作を世に送り出した敏腕プロデューサーにして、出版社社長かつ書店経営者の一流ビジネスマン!まさに時代の寵児である蔦屋重三郎の獅子奮迅の活躍譚!デキる男は吉原生まれの最強の人たらしだった…!?江戸風俗も満載の痛快歴史4コマ! |
※「江戸の蔦屋さん」の紙書籍の新品は現在在庫なし。中古品のみ在庫があるようです。
\ 読みたくなったら/
2025大河「べらぼう」主人公・蔦屋重三郎の関連映画2選
映画「HOKUSAI」(2021年公開)
「富嶽三十六景」などの浮世絵作品で知られる天才・葛飾北斎が主役の映画です。
この作中では北斎の才能を見出す蔦屋重三郎の役を阿部寛さんが熱演。
気概あふれる江戸の版元を迫力たっぷりで演じられています。
自由な表現が禁じられた時代に彼らがどう逆らって生きたのか、美しい映像美と共に鑑賞することができます。
タイトル | HOKUSAI |
監督 | 橋本一 |
公開 | 2021年5月 |
出演 | 葛飾北斎:柳楽優弥(青年期)、田中泯(老年期) 蔦屋重三郎:阿部寛 喜多川歌麿:玉木宏 ほか |
あらすじ | 腕はいいが、破天荒な性格のせいで貧乏な生活を送っていた北斎(柳楽優弥)。 ある日、人気浮世絵版元・蔦屋重三郎(阿部寛)が彼の才能に目をつけるのだが…。 |
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映画「写楽 Sharaku」(1995年公開)
タイトル | 写楽 Sharaku |
監督 | 篠田正浩 |
公開 | 1995年2月 |
出演 | 東洲斎写楽:真田広之 蔦屋重三郎:フランキー堺 ほか |
あらすじ | 未だ正体不明の謎多き浮世絵師「東洲斎写楽」の物語。 幕府により表現の自由を奪われた江戸の町。 処罰の標的になりつつあった版元・蔦屋重三郎は、抱えていた看板絵師・喜多川歌麿にも裏切られ、次なる才能を探し求めていた…。 若き芸術家たちの恋、野心、そして情熱ーーー。 蔦重や吉原の遊女たちとの交流の中で、写楽の筆は一瞬の花を咲かせる。 |
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まとめ
2025年大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」には原作小説はありません。
しかし、主人公・蔦屋重三郎の関連書籍や映像作品はあります
これらの作品から、彼がどんな人物なのか、どんな生涯だったのかを知ることができます。
今回レミクマが紹介した作品は以下の通りだよ!
- 蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人 歌麿にも写楽にも仕掛人がいた!(車浮代)
- 稀代の本屋 蔦屋重三郎(増田晶文)
- 蔦屋(谷津矢車)
- 蔦重の教え(車浮代)
- 江戸の蔦屋さん[まんがタイムコミックス](桐丸ゆい)
- HOKUSAI(2021年公開)
- 写楽Sharaku(1995年公開)