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2025大河なぜ「べらぼう」?方言?タイトルに込められた意味

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2025年大河ドラマは横浜流星さん主演の「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」です。

この記事でわかること
  • 「べらぼう」とはどんな意味なのか
  • 「蔦重栄華乃夢噺」にはどんな意味が含まれているのか
目次

2025大河のタイトルは「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」

「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」というタイトルに込められた意味を元々の語源や制作関係者のメッセージなどから考察していきます。

2025年大河「べらぼう」の語源と意味は?

「べらぼう」の語源

べらぼう」という言葉には2つの語源があります。

  • 穀物を潰す「箆棒(へらぼう)」が語源という説。
    「穀潰し(ごくつぶし)」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、つまり「飯を食うだけの役立たず」という意味です。
  • 「便乱坊(べらんぼう)」「可坊(べくぼう)」などという見世物小屋の芸人が語源という説。
    容姿が奇怪で滑稽な様子で人を笑わせていたこの芸人の呼び名から、やや馬鹿にする意味で使われました。

上記の語源から「ばかもの」などと人を罵る意味で用いられて、「べらぼうめ!」などと使われるようになったと言われています。

しかし、のちに「べらぼう」という言葉は「一般的でないこと」「桁外れなこと」という意味で使われるようになります。

2025年大河「べらぼう」は方言?

「ばかもの」と罵る意味の言葉から、「桁外れなこと」「常識から外れたこと」などの新しい意味で使われるようになった【べらぼう】という言葉は、江戸っ子の間で広まりました。

「てやんでえ、べらぼうめ!」などというセリフを時代劇などで聞いたことがあると思います。

どこかの地域の方言というよりは、江戸から広まった【江戸ことば】です。

2025年大河ドラマ大河「べらぼう」制作統括プロデューサーの言葉より

◆制作にあたって
制作統括・藤並英樹

“べらぼう”とは、そもそも「たわけ者」「バカ者」という意味でした。それが時を経て、「甚だしい」「桁外れな」という「普通を超える」さまを表す言葉に変化。江戸の言葉の「べらんめえ」の語源ともいわれています。
その周囲には常識外れにしか見えない発想・行動から、蔦屋重三郎はきっと「べらぼう奴め!」と罵られていたことでしょう。しかしその扱いは時代の寵児へと変わっていきます。そんな重三郎に親しみと尊敬を込めた言葉として「べらぼう」と名付けました。
蔦屋重三郎が生きた1700年代の江戸時代は、町民文化が花開いた時代です。かつて映画やドラマなどさまざまな映像作品や物語で描かれてきた“時代劇”の時代。「べらぼう奴め!」といわれながらも八百八町の江戸を舞台に躍動する蔦屋重三郎を主人公に、市井の人々の生きざまや喜怒哀楽を描く娯楽時代劇を、放送100年の節目にお届けしたいと思います。

引用:NHK公式サイト(https://www.nhk.jp/g/pr/blog/89-9yimmx/)

2025年大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎は、吉原のしがない貸本屋から江戸を代表する出版人まで登り詰めたまさに「桁外れで型破りな」人物。

制作統括プロデューサーの言葉からも「べらぼう」は主人公である蔦屋重三郎のことだと言えますね。

2025大河のサブタイトルにある「蔦重栄華乃夢噺」と恋川春町との関係は?

べらぼうは蔦屋重三郎のこと。ではサブタイトルにある「蔦重栄華乃夢噺」とは一体どんな意味を持つのか考えてみました。

「蔦重」は蔦屋重三郎のことですよね。

では「栄華乃夢噺」とは、一体どういう意味なのか。

「蔦重栄華乃夢噺」は現代風に言い換えると「蔦屋重三郎の成功の夢の物語」といったところ。

鍵となるのは、蔦重と同じ時代に生き親交を深めた戯作者で浮世絵師・恋川春町による「金々先生栄花夢」という黄表紙(絵入りの娯楽本)であると考えます。

金々先生栄花夢のあらすじ

金兵衛という貧乏な田舎の若者が、江戸で大成しようと旅に出た。
その道中、粟餅屋に立ち寄りうたた寝しながら待っていたところ、とある大金持ちの従者が迎えに来る。

突然大金持ちの跡取りとなった金兵衛は、莫大な資産を手に入れ贅沢三昧。
その放蕩ぶりがあまりに目に余った大金持ちは怒って金兵衛を追い出し、金兵衛は泣く泣く屋敷を出る。

…と、そこでハッと目を覚ました金兵衛はまだ粟餅屋におり、全ては夢だったことに気づく。

そこで金兵衛は人間たとえ栄華を極めたとしても一時の夢のような儚いものなのだと悟り、そのまま故郷へ帰ったのであった。

作品の内容だけではなくこの「恋川春町」という人物は、蔦屋重三郎の生涯に大きな衝撃を与えたのではないかと言われ、その出来事は蔦重を題材にした小説などでも描かれています。

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まとめ

2025年大河「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。

べらぼう」の語源は「ばかもの」「うつけもの」など相手を罵る言葉からきていますが、やがて「桁外れ、普通を超える」という意味を持ち始めたことから、このタイトルは主人公・蔦屋重三郎自身を表しているものと思われます。

レミクマ

レミクマは蔦重と親交のあった恋川春町という戯作者の
「金々先生栄花夢」と関係あるのでは?と思っています。

蔦重こと蔦屋重三郎の仕掛ける挑戦は、果たして夢のように覚めてしまうものなのか。

その答えは大河ドラマの本編で確かめたいと思います。

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この記事を書いた人

本とテレビが好きなシロクマ。
(中身は30代の人間)

初めて大河ドラマを観たのは2004年「新撰組!」
その後、2008年「篤姫」で宮崎あおいさんの演技に泣き、
そこから大河ドラマにハマる。

気になるものはとことん詳しく調べる習性がある。

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