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【べらぼう】花の井(五代目瀬川)とはどんな人?小芝風花が演じる伝説の遊女の生涯

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この記事でわかること
  • 花の井はどんな遊女なのか?
  • 花の井の実際の生涯は?
  • 花の井(五代目瀬川)はなぜ伝説の遊女となったのか?

2025年大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で小芝風花さんが演じる「花の井(五代目瀬川)」は実在の遊女です。

ドラマでは横浜流星さん演じる蔦屋重三郎の幼馴染で伝説の遊女とされていますが、実際の花の井(五代目瀬川)は一体どんな人物だったのか、彼女を落籍(身請け)した悪徳高利貸・鳥山検校との関係も気になりますよね。

この記事では、花の井(五代目瀬川)の生涯についてまとめています。

目次

2025年大河べらぼう・小芝風花が演じる「花の井」とは?

大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」にて花の井(五代目瀬川)を演じる小芝風花さんと、役どころは以下の通りです。

小芝風花プロフィール

小芝風花さんプロフィール

1997年大阪府出身。

2014年に「魔女の宅急便」で映画初出演にして主演を務め、第57回ブルーリボン賞新人賞などを受賞。
2015年後期の連続テレビ小説「あさが来た」出演、2019年ドラマ10「トクサツガガガ」主演などNHKのドラマ作品にも多数出演しているが、大河ドラマは初となる。

小芝風花が演じる花の井(五代目瀬川)は主人公の幼馴染

大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」における花の井(五代目瀬川)についての説明は以下の通りです。

蔦重の幼なじみで、“伝説”の遊女

花の井(五代目瀬川)(はなのい/ごだいめせがわ)

吉原の老舗妓楼(ぎろう)・松葉屋を代表する遊女。蔦屋重三郎(横浜流星)とともに親に“捨てられ”吉原で育った“幼なじみ”で、何でも話せる良き相談相手。時に蔦重を助け助けられながら、共に生まれ育った吉原の再興に尽力する。
やがて、とある理由から長らく途絶えていた伝説の遊女の名跡“瀬川せがわ”を継ぎ、その名を江戸市中にとどろかすこととなる…五代目・瀬川は史実に残る“名妓”として知られ、1400両(現在のおよそ1億4000万円)で落籍された出来事やその後の悲運な人生が戯作などで語り継がれることとなる“伝説”の遊女。

引用:NHK公式サイトより

横浜流星さん演じる主人公・蔦屋重三郎の幼馴染という役どころです。

蔦重とともに幼い頃から吉原で育ち、やがて老舗の遊女屋の名跡を引き継ぐ美しい遊女として成長していきます。

レミクマ

落籍(身請け)後の彼女にどんな運命が待ち受けているのか気になりますね!

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花の井(五代目瀬川)とはどんな遊女?

花の井(五代目瀬川)は実在していた遊女

五代目瀬川実在の遊女の名前です。

花の井が奉公していた老舗の遊女屋・松葉屋は、代々名妓「瀬川」を輩出していました。

「瀬川」は九代目まで存在していたそうで、特に二代目・四代目・五代目(花の井)が有名です。

※ただし、実際の五代目瀬川(花の井)が蔦屋重三郎の幼馴染だったかどうかまでは不明です。

花の井(五代目瀬川)の生涯

吉原の老舗・松葉屋の看板遊女ともいえる瀬川。

吉原に奉公する娘は、大半が親に売られてきた者たちでした。
花の井も同様に、幼い頃から吉原で遊女の見習いとして育ってきたと思われます。

吉原の客のほとんどは武士であり、幕府の高官クラスが訪れることもあります。
彼らの相手をするのは位の高い遊女しかできません。

花の井も、名妓「瀬川」の名を継ぐくらいですから、外見も美しく、教養があり、芸事にも長けていたのでしょう。

花の井がその瀬川の五代目の名代を継いだのは1775年の秋のことで、その年の暮れには盲目の高利貸・鳥山検校(とりやまけんぎょう)という男に1400両(現在のおよそ1億4000万円)で身請けされました。

「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」では
鳥山検校役は市原隼人さんが演じられます!

レミクマ

この出来事は江戸中の話題になったそうです!

この時、主人公の蔦屋重三郎は25歳ですから、花の井(五代目瀬川)も19〜25歳くらいの年齢だったのではないでしょうか。

身請けされた後の花の井(五代目瀬川)はどうなったのか?

花の井(五代目瀬川)を身請けした鳥山検校は3年後、悪辣な商売をしていたとして処罰を受けます。

自分を身請けした男が処罰を受けた後、花の井(五代目瀬川)がどうなったのか…実は正確にはわかっていません

  • 家出して御家人の嫁になった
  • とある武家に引き取られ嫁になった
  • 大工の嫁になった

など、いくつか説があるようですが、いずれにせよ吉原に奉公していた時も、身請けされた後も、金や男に放浪された生涯であったように思います。

なぜ花の井(五代目瀬川)は伝説の遊女となったのか

花の井(五代目瀬川)が身請けされた1400両(現在のおよそ1億4000万円)は当時としてもものすごい大金です。

そして身請け先である鳥山検校(とりやまけんぎょう)も今でいう「ヤミ金の大ボス」的な悪名高い人物

この出来事は江戸の人々にとって大きなニュースでした。

その証拠に、五代目瀬川の身請け話を題材にした契情買虎之巻という作品を田螺 金魚(たにし きんぎょ)という戯作者が1778年に刊行しています。

契情買虎之巻

高利貸しの鳥山検校が吉原松葉屋の遊女瀬川を身請けした話を元にしたもの。

遊女・瀬川は五郷という1人の客と恋に落ちるが周囲の妨害にあい、ついには男児を産み残して死ぬという悲恋話。

ただしこの戯作のストーリーはあくまで作者の創作であり、事実とは異なるようです。

しかし、遊女と客の悲恋のストーリーは多くの庶民の関心を惹き、後世語り継がれる「人情本の祖」とされました。

このことから「五代目瀬川」の名前も伝説となっていったのでしょう。

レミクマ

「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」では花の井(五代目瀬川)の人生がどう描かれるのか、気になりますね。

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まとめ

2025年大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で小芝風花さんが演じる「花の井(五代目瀬川)」についてまとめました。

花の井(五代目瀬川)は…
  • 吉原の老舗松葉屋の名妓「瀬川」の名を継いだ
  • 三味線・舞踊などの芸事に長け、教養もある位の高い遊女だった
  • 実際に蔦屋重三郎の幼馴染だったかは不明
  • 1775年に高利貸の鳥山検校に1400両(現在のおよそ1億4000万円)で身請けされた
  • 身請け後、鳥山検校は悪辣な商売のため処罰を受けた
  • その後の花の井(五代目瀬川)がどうなったのか正確にはわかっていない
  • 田螺 金魚の戯作の題材になったことから、伝説の遊女として後世に名を残すことになった

大河ドラマでの花の井(五代目瀬川)はどのような運命を辿るのか、蔦重(横浜流星)との関係はどうなるのか、手に汗握りながら観たいと思います!

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この記事を書いた人

本とテレビが好きなシロクマ。
(中身は30代の人間)

初めて大河ドラマを観たのは2004年「新撰組!」
その後、2008年「篤姫」で宮崎あおいさんの演技に泣き、
そこから大河ドラマにハマる。

気になるものはとことん詳しく調べる習性がある。

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